今週のお題「卒業」
今、乃木坂46のファンにとって「卒業」という二文字ほど重くて辛い単語はない。
なぜなら卒業ラッシュと呼ばれるほどにメンバーの卒業が続いているからだ。
乃木坂46でメンバーの卒業がインパクトを持ち始めたのは、2016年からではないかと思う。もちろん2016年以前にもメンバーの卒業はあり、そのメンバーが推しメンのファンにとってはインパクトが大きく、決して比較できるものではない。(大和里菜をのぞく ォィ)
今回のブログでは2016年以降の卒業を振り返ってみたいと思う。
2016年の卒業 永島聖羅、深川麻衣
2016年に卒業したのは、永島聖羅(以降、らりん)と深川麻衣(以降、まいまい)の2人。
私はいつも元気いっぱいで顔がくしゃっとなるくらい笑うらりんが大好きで、卒業を聞いたときはとても寂しかった。卒業後も芸能活動は続けているので、今もTwitterやブログをみて陰ながら応援している。
乃木坂46にとって卒業が大きなインパクトを持つきっかけとなったのは、乃木坂46で「聖母」の愛称を持っていた「まいまい」の卒業ではないだろうか。乃木坂46で卒業コンサートが大々的に行われるようになったのもここからで、私は仕事を休んで参加したのをつい先日のことのように覚えている。
nogizaka46cheer.sakamichi46.com
ただ、今思えば、これはほんの始まりにすぎなかった。
2017年の卒業 橋本奈々未、中元日芽香、伊藤万理華
2017年、乃木坂46を支える大黒柱の1本である橋本奈々未(以降、ななみん)が卒業した。まいまいのインパクト以上に大きくファンに激震が走った。そんなななみんは卒業後に一般人へ戻り、芸能界を引退した。ななみんらしく美しい引き際だったと思う。ライブに参加すると、必ずといっていいほど橋本奈々未の推しタオルを持っているファンがいて、いつまでも愛されているのだなと強く思う。
そして、中元日芽香(以降、ひめたん)、伊藤万理華(以降、まりっか)が相次いで卒業。東京ドームで行われた真夏の全国ツアー2017 FINALの最後に歌った「きっかけ」での涙は忘れられないし、涙なくしてあの映像はみれない。
ひめたんもまりっかも熱狂的なファンがいるイメージで、私が鮮明に覚えているのは、人生で初めて参加した乃木坂46のライブ(西武ドームの3rdバスラ)で「まりっか'17」が披露されたとき、会場が異常なまでの盛り上がりをみせたことだった。当時「なんなんだこれは」とかなりの衝撃を受けたのを覚えている。(なぜなら、まだ乃木坂を好きになりはじめたばかりで、まりっかのことをあまり知らなかっから)
そんなまりっかは芸能活動を続けていて、乃木坂LLCに所属している。彼女は才能の塊なので、何をしても活躍できると思う。映画やドラマも決まっているので、今後も活躍を見届けていきたい。
そして、ひめたんは現在乃木坂LLCでカウンセラーとして活動している。私自身メンタルが弱い人間なので、いつか受けてみたい(ォィ。
2018年の卒業 川村真洋、生駒里奈、斎藤ちはる、相楽伊織、若月佑美、能條愛未、川後陽菜、西野七瀬
2018年の卒業は計8名いた。衝撃的だった。
2016年以降の卒業メンバーについてここまで1人1人触れたが、2018年は多すぎてもはや触れられない。
この中でも一番衝撃だったのは、やはり生駒里奈(以降、生駒ちゃん)の卒業だった。
「乃木坂46ってグループは知っているけど、メンバーはねぇ…あ、生駒ちゃんだっけ?」
こうした会話はファンならば一度は経験しているのではないだろうか。2019年の今でこそ、白石麻衣や西野七瀬、齋藤飛鳥などの名前が一般人からもあがるが、昔は生駒里奈ぐらいしかあがらなかった。
それほどまでに乃木坂の顔として活躍してきた彼女が辞めるというのは衝撃だった。グループ内部のことはわからないが、あの柔らかい雰囲気の乃木坂46の中で、唯一メンバーへ厳しいことを言えるのが生駒ちゃんだったのではないだろうか。
その後も卒業が相次ぎ、私の推しメンだった若月も去ってしまった。
西野七瀬(以降、なぁちゃん)の卒業もファンにとってはななみんレベルに激震だったと思う。私の個人的な意見かもしれないが、なぁちゃんは乃木坂史上最高のサクセスストーリーを持つ子だと思っている。日本人が大好きな、底辺で苦労して努力を重ね、華々しく活躍するストーリーだ。
ただ、その道のりは本当に険しいものだったと思う。なぁちゃんが明らかに変わったなと思ったのは、マカオタワーからのバンジージャンプからだ。もしこれを知らない人がいたら、是非映像をみてほしい。当時リアルタイムで放送をみていたが「アイドルにこんなことさせていいのか?」と目を疑うほど厳しいものだった。通常のバラエティ番組でみるバンジージャンプの落下時間に比べると4倍、5倍、いやそれ以上の長さがあり、下手すると心臓発作とかを起こしてしまうのではと思うほどだった。
飛ぶ前に泣きじゃくるなぁちゃんをみて、これは無理だろうなと思っていたのだが、飛んでみせたなぁちゃんは本当に素晴らしかった。今みても涙がでる。彼女はあれで性格的にも変化がでたのか、前後でみせる表情が大きく変わっていった。
そんななぁちゃんも去ってしまった。
2019年の卒業 衛藤美彩、伊藤かりん、斉藤優里
2018年に怒涛の如く卒業が続き、2019年、ファンは常に戦々恐々としている状態で、「卒業」という言葉に敏感になっている。私自身は2019年は4期生も加わり、ある意味、新生乃木坂を作り上げる年と思っており、前半では卒業がないのではないかと思っていた。
期待はもろくも崩れ去り、衛藤美彩がまず最初に卒業を発表し、その後、伊藤かりん、斉藤優里と発表が続いて、なんとも寂しい限りである。
悲しみの忘れ方、サヨナラの意味
卒業の話がでるとよくファンの間で、この2曲の名前を聞くようになる。
「悲しみの忘れ方がわからない」
「サヨナラに強くなれない」
と曲名や歌詞を使った言葉で卒業への寂しさを訴える。私自身も同じでよく使ってしまう。
乃木坂46というグループがあまりにも素晴らしすぎて、みんなずっと留まっていて欲しいと思う自分がいる一方で、卒業を決めたメンバーの背中を快く押してあげるのもファンとして大事なことだと思う自分がいる。欅坂風にいえばアンビバレント。
卒業した個人の活躍がまた乃木坂46の名を広めることは既に色々と証明されている。市來玲奈は日本テレビアナウンサーになって見ない日はないぐらい活躍しているし、NHKの朝の連続テレビ小説「まんぷく」に深川麻衣が出演して幅広い年齢層に認知されるようになっている。
メンバーの多くが乃木坂LLCに所属していて、それはとても安心感があるというか、彼女たちをよく知っている人たちが卒業後の彼女たちをマネジメントしていくのは素晴らしい流れだと思っている。
卒業は悲しいが、乃木坂LLCに所属していれば、またいつの日か何かの形でコラボレーションがみれるかもしれない。そう思って、卒業を温かい目でみていきたいと思うのであった。